妙心教会の神様方①

令和6年9月1日発行  妙心教会
      季節の暦 9,10,11月号

 

 暑い8月が終わり、ようやく9月を迎えました。皆様いかがお過ごしでしたでしょうか。
 11月には、お会式もあり、お手伝い等お願いする事もあると思います。どうぞよろしくお願いいたします。
 季節の暦第1号をお届けする事ができました。妙心教会に祭祀されている神様方を順を追って説明させていただく事にいたしました。
 教会に来られた時にいま一度、ゆっくりとお参りいただけたらと思っております。

妙心教会の神様方① 寿福増進 招福大黒尊天

 大黒はインド、ヒンドゥー教の3主神のひとつ、破壊神シヴァの別名マハー(大)カーラ(黒)の意訳で、破壊する力と救う力を持つ神とされていましたが、佛教に取り入れられやがて財福の神としての性格を持つ様になりました。

招福大黒尊天像


 日本に初めて姿を現わしたのは、比叡山です。
「私を迎えれば、この山の僧達の食物を必ず賄ってあげよう」と言われた最澄が、延暦寺の厨房の守り神として祀りました。
 この大黒天は出世大黒、三面大黒と呼ばれ、その姿は、真っ黒な体に正面は大黒天、右は毘沙門天、左側は弁財天の顔を持っています。


大黒尊天御本尊
覺證院大元日龍上人筆
お姿にお題目が入っています

 室町時代に大国主命(おおくにぬしのみこと)と習合し、合体して福神の大黒様として、庶民に浸透していきました。
 大国主命が多数の妻との間に181人の子供をもうけた事にちなみ、縁結び、豊作、商売繁盛の神様として広まりました。この時に、円満温厚な福相に頭巾をかぶり打ち出の小槌を手にして大きな袋を担ぎ、米俵の上に立つ現在のお姿となりました。




【行事ご案内】

9月22日(日) 施餓鬼会 14:00~

 卒塔婆を建立なさる方は、9月8日(日)までにお申し込み下さいますようお願いいたします。
 8月配付の施餓鬼会の案内をご覧下さい。


日蓮大聖人 第743回遠忌

11月23日(土) 報恩お会式

  13時~ お会式太鼓奉納
  14時~ 法要

 

 

12月21日(土) 星祭り 14:00~

 今年も冬至に当たる12月21日(土)に星祭りを奉行致します。
 別紙、「星祭りのご案内」を同封致しますので御覧下さい。
 ※当日新年御幣束のお渡しも可能ですのでお知らせ下さい。


2024年09月01日